第13回データ同化夏の学校開催のお知らせ
これまで12回に及ぶ夏の学校の集大成として、データ同化の本格的な市販教科書(約300ページ)が来月初旬、出版の運びとなりました。これもひとえに学校関係者や学会の皆様の長年にわたるご支援・ご協力のおかげであると深く感謝いたします。さて、教科書の出版を契機に、データ同化夏の学校も次のフェーズへ飛躍すべく、「第13回データ同化夏の学校」を8月23日より青森県むつ市で開催します。詳しいアジェンダは後ほどお知らせしますが、参加を希望される方は、7月27日(月)までに下記まで申し込んでくださいますようお願いします。
申し込み及び問い合わせ先:日本海洋科学振興財団: assim2009@jmsfmml.or.jp
なお、今回の学校では、教科書を使って、
1)基礎編・初級編の解説と演習
2)テキストに対する議論・コメント
3)データ同化をめぐる国内外の動向
(GODAE OceanView, GODAE,IMBER-GODAE,CLIVAR/GSOP等)
4)研究トピックの発表
5)その他
をメーンにしたプログラムを考慮中です。今回は研究発表を重視しますので、現在実行中で未完成であっても発表を歓迎します。
約10年続いたデータ同化の国際組織であるGODAEも昨年役割を終え、2009年からはGODAE OceanViewという新組織が発足しました。国際的にも新時代を迎えつつあり、この方面の動向も紹介する予定です。今後の研究展開を考える上でお役に立つと思います。
おおよそのスケジュールは:
8月23日(日):夕刻6時現地集合
(下北駅前、プラザホテルむつを予定)
歓迎会(財団むつ研究所)
24日(月):教科書基礎編・初級編の解説と演習問題解答
野外懇親会
25日(火):国内外の動向
研究発表
26日(水):研究発表とまとめ、その他
正午現地解散
会場は、24日はむつ科学技術館、25日は下北文化会館、26日午前はプラザホテルです。
研究発表申し込みあるいは話題提供がございましたら、参加申し込み時にお知らせくださ いますようお願いたします。
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夏の学校ではインクの香がする印刷直後の教科書を割引価格で現地直売されます。多様なデータ同化の理論を土台から体得できるよう解説され、観測とモデルの統合を志す学生・研究者の方々の羅針盤となり得る教科書だと執筆者の先生方は自負されております。是非ともご購読いただければ幸甚です。ちなみに本のタイトルは、
データ同化 ―観測・実験とモデルを融合するイノベーション―
データ同化で過去・現在・未来を探る
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